ボジョレーと聞くと、毎年11月に登場する“ボジョレーヌーボー”を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、この地方の魅力は、新酒だけではありません。フランス・ブルゴーニュ地方の南にあるボジョレーは、ガメイというぶどうからつくられる赤ワインの産地です。
軽やかでフルーティー、それでいてどこか芯のある味わいが特徴。冷やしても美味しく、家庭の食卓にも自然に寄り添ってくれます。実は秋から冬にかけては、ヌーボーよりも少し落ち着いたボジョレーがぴったり。熟した果実の香りやまろやかな酸味が冬においしい煮込み料理やチーズを引き立ててくれます。
酸化防止剤を使わずに仕上げた「ル・ボジョ・ストラ」や、やや深みのある「ブルイィ・キュヴェ・ブレソン」など造り手の想いが伝わるワインも店頭に並んでいます。自然派もクラシックもそれぞれに美しい表情を見せてくれるのがボジョレーの魅力です。
ヌーボーの季節にこそ、ゆっくりと味わいたい“もうひとつのボジョレー”。
やわらかな赤をぜひお楽しみください。
